保育士1年目って、うまくいかないことばかりですよね;
- 保育はうまくできない
- 子供のことが捉えられない
- 指示が子供に伝わらない
- 落ち着きのないクラスになってしまう
- 集会などの時に他のクラスに迷惑をかけてしまう
- 仕事がさっさとできず、他の先生に冷たい目で見られる
- 保護者対応の失敗で園にも保護者にも迷惑をかける
- 先輩や主任の先生に怖くて聞けないことがある
- 保育園に行くのが嫌だなと思う瞬間がある
いくつか当てはまる場合は、少し心の状態もしんどくなっておられるかと思います。
誰でも最初は「1年生」
だれでも最初は「1年目」という所からスタートします。うまく進められないことが山ほどあって当然です。
間関係のイイ幼稚園だったら、失敗ばかりでうまくいきっこないことがあったとしても、先輩や園全体でフォローしてくれたりするんですよね…。
もちろん、保育士・幼稚園教師としての責任はありますから、責任をとるべき点については自分がしっかりやるべきです。
でも、フォローがあるのとないのとでは全然違います。
1年目で年長児3クラスある中の1つのクラスの担任になりました。配慮が必要な子供がいたので、補助の先生が1人入ってくださっていました。その先生もその時初めて入られたパートの先生です。年は同じくらいでした。
私なりに必死に担任としてやっていたけれど、保護者にしてみれば、「初めての先生のクラス~不安~」という見方が強かったです。そして、トラブルが起きました。
保護者のケアの仕方も何も分からず、うまくトラブルについてを伝えられていなかったり、把握も不十分でした。
すべては自分の甘さのせいだと、ものすごく反省しました。
一瞬、「やっていけるかな?」って思いました。
でも、私は、そこで心が折れませんでした。
自分の対応で不足していた点を見直して、足りなかったところを、今からでも少しずつ補って行けるよう努力しよう、そう決めたのです。
1年目の私に足りなかった点
子供の把握力。自由に遊べる時間があったのですが、その時間のそれぞれの子供を把握することができていませんでした。園庭は広く、隅から隅まで把握しておくべきでした。特に友達を喧嘩になりやすい幼児については、目を話すべきではありませんでした。
保護者への連絡不足

日頃の姿を保護者に伝えられていなかったことや、おうちの方が心配するポイントを分かって、そういう角度からも子供たちの成長をみられていませんでした。
保護者のケア不足
不安な保護者との関係づくりとケアが全然できていませんでした。その時の主任のすごい技には、あとになって気づいたので…。せっかくなので、その主任の先生のすごい技をここでご紹介しておきます!!
先生はいつもすごく忙しいのに、保育が終わってから必ず保護者とゆっくり話す時間をとられていました。あの頃は「雑談している」ようにしかみえませんでしたが、意図のある保護者との関係づくりのための会話(対話)の時間だったのです。
保護者と雑談の様に楽しい雰囲気を作りながら、その保護者の本音の部分や心配な部分をさらっと聞き取り、別の段階で個別にフォローをいれていたのですね。
保護者がぽろっと出した子育ての悩み、園での姿、成長についてなど。
その主任の先生は、大ベテランでしたが、本当に心から尊敬できる先生でした。そんな先生になりたくて、必死に出産後も頑張ってきました!
その主任の先生は、子供や保護者に温かいだけではなく、当時新任で右も左も分からない私にも、本当に優しく、温かく接してくださいました。そして、出すぎず、困ってどうにもならない状態のときだけ、「こんな感じでやってみると、案外うまくいくよ~」と軽く明るく、指導をしてくださったんですね…。
幼稚園によって、色々な先輩、主任の先生がいると思います。中には、うまく聞きづらい先生もいますよね。でも、本当にいい園には、こんな心から尊敬できる先生がいるものです^^
いつも母に「最初からうまくできる先生なんていないよ」と言われ、本当にそうだなと思います。人は失敗から学ぶもの!失敗しないための最低限の準備は必要ですが、失敗を恐れず、前向きに進んでいってほしいと思います^^
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